札幌市時計台
札幌市
1878年に札幌農学校の演武場として、ウイリアム・ホイーラーが設計し、完成された。完成当初は大時計は設置せず、3年後に演武場に付けられた。時計はアメリカのハワード社製のもので現存するものとしては日本国内最古の塔時計である。時計は重りで動く振り子時計であり、重りには豊平川でとれた石が使われている。この時計台は、米国式の柱のないバルーンフレーム構造と呼ばれる建築法で、現在は1階が展示室、2階が貸しホールとなっている。完成当初、現在の位置より若干北に建てられていたが1906年に現在の場所に移設された。現在は鉄筋コンクリートのビルに挟まれて、それに比べると小さな建物ではあるが、柱のない木造建築物であることを考えると立派な建築物であり、国の重要文化財に指定されている。
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